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交通部門の警察官は、嫌われ者?英雄?

子どもが憧れる白バイといえば交通部門の看板だったりするわけですが「ネズミ捕り」や「点数稼ぎ」などと、とことん嫌う人も多い交通警察の職務は、取締まりだけでなく交通事故捜査に運転免許試験や更新、道路使用に関する許認可、信号制御による交通管制など一般的なイメージよりも幅が広いです。

白バイ乗りになるまでの道のり

白バイに乗りたくて警察官を目指す方も多いですね。警察官拝命後どうしたら白バイ乗りになれるのか、その道のりはどうなっているのでしょうか。
まずは、警察学校入校中に配属先の希望調査がありますので、白バイに乗りたいと明確にしておくことから始まります。
また、運転適性検査で高い評価をとる必要があります。こちらはペーパーテストに加えて実技もあります。
交通法規を覚え、交通反則通告制度などの基本的知識と技術を身に付けてから、卒業後に配置された警察署の交番勤務に就きます。
その後は、ひたすら交通法犯の検挙に精を出しながら交番勤務からパトカー乗務への異動を狙います。運転訓練を受け、パトカー運転免許(部内資格)を取得し、パトカーに乗ることができたら、あらゆる交通法犯の検挙を行います。とくに飲酒運転の検挙では現場で供述調書や実況見分調書を作成しますので、数多く経験することで交通捜査の基本を身に付けます。
そのまま所轄署の交通課に異動できれば、事務処理や当直で受理した事故捜査をしっかり行うとともに積極的に取り締まりに参加します。
白バイ専科と呼ばれる交通機動隊員選抜と養成のプログラム参加への推薦を交通課長から受けるため地道なアピールを続けます。
白バイ専科は、2週間のあいだひたすらバイクに乗り運転技術を磨くための訓練ですが、どんなバイク好きでも3日目には乗るのが嫌になると言われるほど過酷なようです。

交通事故捜査と物理

交通事故のニュースで、事故当時の車両の時速が何キロメートルだった。と言われることがあります。
一般的な自動車には、航空機のようにデータをすべて記録するフライトレコーダーのようなものが付いているわけでもないのに、なぜスピードが分かるのでしょうか?
じつは、事故車両のスピードメーター、車両やぶつかった道路工作物の損傷程度、ブレーキ痕の有無や長さ・濃淡などから、車両の速度が算出されているのです。
人間の記憶というのは実にあいまいなものですが、現場の痕跡をつぶさに観察した結果と得られた証拠品からデータを抽出し、計算式にあてはめることで、現場の状況を再現することができるのです。
捜査員には、物理学的センスが求められます。この物理学的センスとは、高い学術的専門性ではなく、数多くの証拠を前にしたときに矛盾の有無を見抜ける力のことです。このセンスの有無が、食い違う供述に振り回されずに真実に近づけるかどうかの分かれ目になることも多いのです。
また、事故の多い場所というのが存在しますが、警察は、超常現象として捉えることはありません。(裏ではゲンを担ぐ警察官も多いので信じている人も少なからずいます。公式見解での立場です。)必ず科学的に説明のつく何かの原因があり、それを取り除くことで事故を減らすことができると考えています。

交通部門と他の部門

交通事故抑止活動のために行われるパトカー・ミニパト・白バイなどの機動力を生かしたパトロール活動は、犯罪抑止対策としての機能も併せて持っています。
パトロール中に不審者を目撃した場合などは、それがたとえ交通法に関連しない犯罪者であっても職務質問したり、身柄確保を行ったりすることもあります。とくに緊急時については、カーロケーター搭載車両は、通信指令本部からの直接運用を受けることがあります。
暴走族対策では、構成員が少年であることがほとんどなので、生活安全部門の少年担当と合同捜査をすることがほとんどです。
保険金目当ての偽装事故などでは刑事部門との合同になることが多いです。
要人警護などでは交通規制など警備部との密な連携が不可欠です。
総務部門の広報担当とは、駅伝やマラソン大会などの先導や交通規制で協力します。

交通部の組織

警察本部における一般的な交通部の組織は以下の通りです(都道府県警察によって違いがあります)
交通総務課:部門全体の管理、連絡調整など
交通執行課:暴走族対策、駐車取締、車両行政処分など
交通捜査課:事故の捜査
交通規制課:交通規制
交通管制課:信号機の運用など
運転免許センター:処分、審査・登録、教習所の指導、更新時講習、運転免許試験など
交通機動隊:高速道路を除く道路での取締りなど
高速道路交通警察隊:高速道路での取締りや交通事故捜査など

交通部門の警察官の向き不向き

交通の警察官は「検視」をしなくて良いと思っている方がいるかもしれませんが、死亡事故の現場に行けば検視をします。交通事故は身体に大きな損傷を与えます。衝突痕を明確に証拠化する作業につらい思いをすることが少なくありません。
違反者に怒鳴られたり罵られたりすることが日常茶飯事なうえ、凄惨な現場でご遺体やご遺族に向き合わなければならない任務には、強靭な精神力が求められます。
短気な方や感情の起伏が大きい方には向かないと言えます。

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